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2017年11月2日木曜日

URSA MINOR 結果発表

URSA MAJORコンテストに伴う部門賞 URSA MINORの結果が届きました。
各部門賞受賞作品をこちらでご紹介いたします。

1 白黒映画部門  
ジャンナ・アルキポヴァ「チャーリー・チャップリン」


2.ミュージカルの部
エカテリナ・フィリポヴァ「オペラ座の怪人」

3.歴史映画の部 該当作品なし

4.ウェスタン映画の部
カシナ・エヴゲニナ「ヴアレリー・フォックス夫人」




5 ソヴィエト映画の部
ヴォロパエヴァ・オルガ「キン・ザ・ザ」  ※大賞受賞作品




6.フィクション映画の部
タチアナ・ベロシュクルスカヤ 「ホビット」

7.子供むけ映画の部

バラヴァノヴァ・ナデージュダ「キャプテン・シルバー」 ※FANTANIMA!賞

 







FANTANIMA!賞 (URSA MAJOR賞)

ロシアの「人形とベア展」のURSA MAJORのオンラインコンテストの審査を担当させて頂きました。
FANTANIMA!賞は、FANTANIMA!に今年から出品して頂いているバラバノヴァ・ナデージュダさんの「キャプテン・シルバー」(宝島’より)となりました。

彼女の得意の目の表現と技術力がテーマを得て存分に発揮されたと思います。
日本からも応募がありました。私の分かる範囲でも何人かいらっしゃいましたが、海外向けの案内の発表から〆切までの時間が短すぎたためだと思いますが、募集テーマの「映画」に沿った制作が間に合わなかったのだと思います。映画の「イメージ」で応募された作品が多いようでした。一般の多くの応募作品は、どの映画のどのシーン、どの人物をモチーフにしているなど、素材にした写真もつけてアピールしていました。(それは応募必須素材ではなく、参考画像としてです。審査員もすべての映画を知っているわけではないから、そういう状況への配慮と思われます。

「映画」というような具体的なテーマがある場合は、自分がどの素材をどう料理したか、その経緯と成果をが見えるような作品が良いと思います。

大賞を受賞したのは日本でも一部マニアの間で大人気の「キン・ザ・ザ」をモチーフにした作品です。
私も大好きな映画で、この作者のユーモアと技術力を感じました。
しかしこれは旧作で(最近5年以内はOK)、複数作品での組作品ということで少々味が薄まっているように感じたので、私のなかでは次点の評価でした。
各部門の受賞はオンラインで公表されていないようなので、主催者に問い合わせ中です。
来年度も開催予定とのこと。募集とテーマの発表を海外に対してももっと早くするようにお願いしました。主催者もこれを了解、約束してくれしました。(文・羽関)

バラバノヴァ・ナデージュダ「キャプテン・シルバー」 FANTANIMA!賞


オルガ・ボロパエヴァ「キン・ザ・ザ」 URSA MAJOR賞(上)
映画「キン・ザ・ザ」1986年ソ連映画 監督ゲオルギー・ダネリヤ (下)